栄養管理科

Department of Nutrition Management

【栄養管理科は、生きる上で欠かせない食事と栄養の方面から、病気の治療・回復・合併症の予防を第一として、患者様一人ひとりのお話しを伺い、多職種と連携しながら患者様に寄り添った「食と栄養のサポート」の実施を目指しております。当院では、診療技術部の一部門として、病状に応じた「給食管理」と「栄養管理」を行っております。

給食管理

食事は治療の一環として位置づけており、医師の指示に基づいて一般食、特別治療食、嚥下調整食などを提供しています。患者様からのご意見をもとに、調理担当者と試行錯誤しながら、衛生管理を徹底し、安心安全で美味しいお食事の提供に努めています。食事提供の際は、温冷配膳車を使用し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、適温でお召し上がりいただけるよう配慮しています。

また、食事において栄養面を考慮するのはもちろんのことですが、より入院生活の中で食事を楽しみにしていただけるように、定期的に「行事食」を提供し、季節ごとの行事食や旬の食材を積極的に取り入れた季節感のある食事の提供を心掛けています。

9月秋の味覚御前

12月クリスマス

栄養管理

入院されている患者様一人ひとりに栄養管理実施計画書を作成し、栄養状態の評価を行っています。患者様から直接お話を伺い、医師、看護師、薬剤師、言語聴覚士、作業療法士など多職種と連携をとり、患者様の病状に合わせた食事内容や食形態等を検討しています。

また、肉や魚、卵などの嗜好や宗教による禁止食、アレルギーについても聞き取り調査し、それに沿って提供しています。その他食事摂取量が低下している患者様には、通常の食事に栄養補助食品などを嗜好に合わせて付加するなど、出来る限り個別対応を行っています。

栄養指導

高血圧症・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病は、食習慣ととても関わりが深い病気です。病気の治療や再発防止のため、当院では患者様のライフスタイルを伺い、その内容から少しずつでもできることを発見・提案し、食習慣の改善につながるような栄養指導を目指しています。特に入院中、治療食を召し上がっている患者さんには、積極的に病室訪問し、食事内容の細かい説明、適切な食事の提案を行っています。ご希望の方は、是非一度、主治医へご相談ください。

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