リハビリテーション科

当院では脳卒中等、中枢神経疾患の急性期からリハビリテーション科専門医が関わり、リハビリテーションを開始します。リハビリテーションを行うにあたってはリハビリテーション科医師・看護師・セラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)・ソーシャルワーカー等が情報を共有し、患者さんのリハビリテーションの目標をできるだけ明確にします。

また脳神経外科医と常時、情報共有・連携することで最適なリハビリテーションを提供することを心掛けております。なお、リハビリテーション科医師が比較的大きく関わるものとして、以下のものが挙げられます。

 

嚥下機能評価

脳神経外科で扱う疾患、特に脳卒中は、嚥下障害を起こす代表的な疾患です。特に脳卒中急性期において嚥下障害の有病率は高く、誤嚥のリスクを減らすために適切な評価・検討が必要です。当院では、脳卒中発症早期、術後早期から嚥下の評価・リハビリテーションを行い、嚥下障害による誤嚥性肺炎を予防しつつ経口摂取を目指します。嚥下機能の評価は医師・言語聴覚士が行います。以下の検査を行っています。

 

嚥下造影 

X線透視装置を用い、口腔・咽頭・食道を観察し嚥下障害の程度を把握します。一般的には造影剤のバリウムを用います。いろいろな形態(固形物・半固形物・液体)の食物を試すことが可能で、介護の指導にも役立てられます。

 

嚥下内視鏡

直径3.5㎜程度の鼻咽腔ファイバースコープを鼻から挿入し、咽頭・喉頭の観察をします。透視が必要ないので被ばくすることなく、ベッドサイドで検査が可能です。造影剤も必要ないため、実際の食物で嚥下の状態を観察することが可能です。

 

A型ボツリヌス治療

脳卒中の後遺症として、麻痺した筋肉に痙縮という症状が生じることがあります。この症状により歩行機能を低下させたり、疼痛を生じたり、介護者の負担が増えることがあります。内服薬でコントロールすることも可能ですが、十分ではないことも多いです。A型ボツリヌス毒素を痙縮のある筋肉に投与することで3か月程度の痙縮を軽減する効果がえられます。当院において積極的にA型ボツリヌス毒素治療を行っておりますので、ご相談ください。